アメリカ人だけどロンドンという苗字の作者の1903年に出版された本。
何度も映画化されているらしいのですが、私が見ようと思ったのは2020年のハリソンフォード版。ロードショーで見逃してしまい、「アラスカが舞台の冒険ものなのだからそのスケール感は絶対映画館で見るべきだった!」と、そのまま見ずじまい。でも、その思いをつらつらと綴ったら懸賞でTシャツが当たり、ずっとずっと気になる映画として心に残っていました。
洋書フェアで見つけた時は、ちょっと表紙が怖いなあ(赤い点々は血でしょう?)と思いつつ、「これを読みなさいと言う事だな」と勝手に運命を信じ、購入し積読していました。(笑)
ゴールドラッシュのアメリカを追体験でき、極寒の恐怖を存分に味わえる作品です。表題作の主人公は犬ですが、他にも短編が3つ入っていて、同じ極限の寒さでもTo Build a Fireでは死が、Love of lifeでは生が描かれ、自然と人間って、、、と考えさせられました。
実は在米中、夏の終わりにアラスカ旅行をしたことがあるのですが、8月なのにダウンコートを着てたなあと思い出し、あの寒さだもん、冬はとんでもないよねと今回改めてアラスカの冬おそるべしと再確認した次第です。
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